“Get on” or “Get in”? – 混乱しやすい乗り物の前置詞

英文法・語法

 乗り物の前置詞については、学習者よりよく質問を受けますが、実はネイティブスピーカーでも説明が難しいときがあります。当記事では、よくあるご質問、また添削で誤りを見かける内容について簡単に説明します。

「乗っている」状態 – バス、電車はon / 自家用車、タクシーはin

 まず、「乗り物に乗っている」という状態で使われる前置詞について整理します。バス、電車、舟、飛行機など公共交通機関に乗っている状態のときはonを使います。

I waved to my friend on the bus.
バスに乗っている友人へ手を振った。

I can’t call you – I’m on a plane and we’re just about to take off!
電話できないんだよね。今飛行機にいてもうすぐ出発だから。

There was a trolley service on our train.
私たちの電車にはワゴンサービスがありました。

There were many famous people who sailed on the Titanic.
タイタニックで航海したたくさんの有名人がいました。

 一方、車、タクシー、または家で所有している乗り物(トラクターなど)に乗っているときはinを使います。また救急車(ambulance)に対してもinを使います。

You can travel with me in my car.
私の車で一緒に旅行できるよ。

A maximum of five people can sit in a taxi of this size.
最大5人がこのサイズのタクシーに座れます。

[注意点] 「乗っている」という意味ではなく、車の状態や広さなどにフォーカスする場合は、以下のように公共交通機関でもinを使います。

It was much warmer in the bus than it was outside.
外よりバスの中の方がずっと暖かいです。

 上記のルールを念頭においたうえで、実は日々のライティングにおいて、onかinか迷った場合に、簡単に判断する方法があります。頭の中で「その乗り物の中で足で立って歩き回れるか?」と想像してみてください。歩き回れる場合はonを使い、難しい場合はinを使うという判断ができます。覚えておくと便利です。

乗る、乗り込む – バス、電車はonto / 自家用車、タクシーはinto

 「乗っている」状態を表すin, on同様、「乗りこむ」という表記でも同じ分類が適用されます。
 バス、電車、舟、飛行機など公共交通機関に乗るときは get onto 降りるときはget offを使います。

When I got onto the plane in Chitose, it was -10 degrees outside but when I got off in Kagoshima a couple of hours later it was 16 degrees.
千歳で飛行機に乗ったときはマイナス10度でしたが、鹿児島で降りたときは16度でした。

 一方、車、タクシーなどに乗り込むときにはget into 降りるときはget out of を使います。

I was the last passenger to get into the taxi but the first one to get out of it when we arrived.
私はタクシー最後にタクシーに乗り込んだので、到着したときには最初に降りました。

I got into the taxi and sat in my seat for the journey to the airport.
空港に行くため、タクシーに乗り込み、座席に座った。

[注意点] Get onto, get off をマイカーやタクシーに対して使うと、「屋根の上に乗っている」という意味になってしまいます。利用に注意してください。

交通手段は by

  ~で移動する、~で旅行するというときは、乗り物の種類にかかわらずby を使います。乗り物には冠詞をつけません。

We went there by train, but we returned by bus.
そこには電車で行きましたが、帰りはバスを使いました。

We went from Tokyo to Niigata by car and then on to Otaru in Hokkaido by overnight ferry.
東京から新潟まで車で行きました。そして夜行のフェリーで北海道の小樽まで行きました。

 以上、混乱しやすい交通手段の前置詞についてまとめました。前置詞を完璧に理解するにはさらに細かい話があるのですが、別の機会にご案内したいと思います。Good luck!

コメントの入力は終了しました。