英検トレンド – 英検の主戦場は中位級へ?3級〜2級が“いま重要”な理由

 日本で英語の実力を測るもっとも代表的な試験である 実用英語技能検定(英検)。
近年は受験者の低年齢化が進み、小学生から英検に挑戦するケースも珍しくなくなりました。本記事では、英検協会が公表している報告書の内容をもとに、英検受験のトレンドと、なぜ「3級〜2級」が重要視されるようになってきたのかを整理します。
具体的な学習方法や活用戦略については、後続記事で詳しく解説する予定です。

説明する女性   ※本記事で引用している受験者数・級別の傾向は、日本英語検定協会『統合報告書2025』(小学生編・中学生編・高校生編)に基づいています。

増加する学生の受験者数と「級」の変化

 英検協会の『統合報告書2025』のコラム(小学生編)によると、2024年度の小学生受験者数は37万5,991人で、この10年で約1.5倍に増加しています。さらに注目すべき点は、「どの級が伸びているか」です。
同コラムでは、増加の中心が4級以上であることが示され、10年比較では次のような伸びが報告されています。
• 4級:約1.6倍
• 3級:約1.9倍
• 準2級:約2倍

説明する女性 つまり、小学生の英検受験は「入門級(5級・4級)にとどまらず、3級・準2級まで広がっている」ことが分かります。

中学生・高校生では「2級以上」へのシフトが顕著に

 中学生向けコラム(第6弾)では、過去10年で中学生の2級受験者が約3.1倍に増加していることが報告されています。これは、3級で止まらず、より上位の級へ挑戦する層が明確に増えていることを示しています。
 さらに高校生編のコラムでは、高校生全体の受験者数が過去10年で約1.8倍に増え、2024年度には133万1,710人に達したとされています。
級別に見ると、
• 2級:約2.7倍
• 準1級:約8倍
と、2級・準1級の伸びが特に大きいことが分かります。

中級層(3級〜2級)が重要視される理由は?

 このような受動向から、現在の英検において「3級〜2級」の中級層が主戦場になりつつあるといえます。その背景として、次の点が考えられます

• 4技能(読む・聞く・書く・話す)が一通りそろい始める
• CEFRでいう「実用英語の入口」に位置づけられる
• 学校英語だけでは、自然には到達しにくいレベルである

説明する女性

中級層は、「英語を勉強している段階」から「英語を使い始めている段階」への転換点とも言えるレベルです。

英検の役割は「上級者向け」から「学習進度チェック」へ

 かつて英検は、「英語が得意な人が腕試しとして受ける、上級者向けの試験」というイメージが強いものでした。しかし現在では、学習の到達度や進度を確認する目的で受験されるケースが増え、英検の位置づけは大きく変化しています。
その結果、4技能を使った「使える英語力」を測ることができる3級以上の英検が、学習の節目として重要視されるようになってきたと考えられます。

内申や入試で有利になる英検

 中学生にとっては、地域や学校によって、英検の取得が内申評価や高校入試での加点・参考材料として扱われる場合があります。また高校生にとっては、多くの大学入試において、英語試験の免除、得点加算、得点換算などに英検を活用できるケースがあり、入試を見据えて英検合格を目標にする受験生が増えています。

説明する女性 このように、英検は多くの高校生にとって、「取れたらうれしい資格」から「戦略的に使う道具」へと変化していると言えるでしょう。

以上、2026年1月時点で英検トレンドをまとめてみました。

後続記事では、
「英検の具体的な活用方法」や「準備期間の目安」「学年別の考え方」などについて、より実践的に解説していく予定です。



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