当記事は、英検１級、準１級の要約問題を攻略するための詳細テクニック５つについて解説しています。
「具体的に何を要約すればよいか」については、以下の前項記事で解説しています。ぜひ先に読んでみてください。
=> 英検１級ライティング：要約問題の攻略法【４つのポイントを押さえる】
=> 英検準１級ライティング：要約問題の攻略法【４つのポイントを押さえる】
要約テクニック１：数字や固有名詞を一般化する
数字や固有名詞は一般化（抽象化）します。以下、いくつかの例を示します。
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（例１）10,000 people attended the event → a large crowd (集まった大勢)
（例２）five decades of research → long-term research (長年の研究)
（例３）Kenya and Tanzania → African nations (アフリカ諸国)
（例４）Harvard, Oxford, Stanford → top universities (名門大学)
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要約において必要のない数字や固有名詞は一般化するのではなく削除する（要約にしない）方がよいケースも多くあります。要約の意味に必要か必要でないかを判断する必要があります。 |
要約テクニック２：動詞を使ってまとめる
以下のような長い説明を、動詞や動名詞を使って一動作にまとめることができます。
1.動詞を使う例
原文: developing regulations to promote responsible deployment
要約: establish regulations
2.動名詞を使う例
原文: to make transportation more efficient
要約: improving transport efficiency
要約テクニック３：形容を削る
誰かの意見や、大きな意味を持たない形容詞は削除することができます。
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（例１）a groundbreaking project” → a project
画期的なプロジェクト → プロジェクト
（例２）considerable benefits → benefits
大きな利益 → 利益
要約テクニック４：因果関係をシンプルに整理する
長い因果関係の文は、接続詞や副詞句を使わずに以下のようなパターンに整理できます。
A が B を引き起こす / A が B につながった
A の結果、B になる
A が B を引き起こす
A が B に貢献する / A が B の要因となる
A のために B が起こる
具体例を２つ示します：
原文: Demand has grown rapidly, many companies are investing heavily …
要約: Growing demand has led to more investment.
需要の増加がさらなる投資につながった
原文: Online education expanded, more people gained access to learning opportunities …
要約: Online education contributed to wider learning access.
オンライン教育は学習機会の拡大に寄与した
要約テクニック5：結論は必ず残す
基本的なことですが、要約に集中しすぎて大事な結論を落とすことがあります。最後に必ず残っているかチェックしましょう。例えば以下のような部分です。
making long-term space management an ongoing challenge
長期的な宇宙管理を継続的な課題にしている
much heritage remains at risk
多くの遺産が依然として危機にさらされている
以上、英検要約問題攻略：1級・準1級に共通するテクニックについてご説明いたしました。
要約やパラフレーズは難しい作業です。読んだら意識しながら実践で使って身に着けてください。
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