「英語の勉強を本格的に再開したいけれど、時間がない」「ライティングが苦手で、なかなか続かない」そんな声をよく聞きます。もちろん本格的なライティングを身に着けるには一定の長さの文章にチャレンジする必要がありますが、少しずつでも効果を上げる練習方法があります。
今回は、忙しい人でも続けられる「1行ライティング習慣」をご紹介します。1日1分でも、英語で「何かを書く」ことを習慣化すれば、語彙も表現も自然に”自分の言葉”になります。
「1行」で効果あるの?
多くの人が「文章を書こう」とすると、「文法が心配」「ネタがない」「時間がかかる」と、すぐに挫折してしまいます。でも、“1行だけ”と決めれば気軽に始められます。
1行でも書けば、英語の思考スイッチが確実に入ります。英語を使う筋肉を「毎日動かす」ことが目的です。
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学習では「頻度×継続」が効果的とされます。ごくたまに長文を書くよりも、実感として毎日1行の方が定着しやすいはずです。 |
1行ライティングの基本ルール
1. 短くていい(10〜15 wordsでもOK)
2. 文法より「自分の気持ち」や「事実の描写」を優先。まずは「英語で思ったこと・起きたことを書いてみる」ことが大切です。
3. 書いたら口に出して読んでみる
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1行ライティングなら電車の中でスマホにタイプするだけでもできますね。続けるうちに、自然に語彙も文型も増えていきます。 |
今日からできる「1行ライティング」実践アイデア5選
(1) 今日のひとこと英日記
その日の気分や出来事を1行で
(例) I had too much coffee, but I’m still sleepy.
(2) 1単語チャレンジ作文
新しい単語や表現を使って1文作る
(例)The new manager is very resilient.
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※ 英語便には、特定の単語や表現を使ってライティングを練習する「チャレンジフレーズ」という仕組みがあります。メンバーの方は活用してください! |
(3) ニュース1行要約
日本語ニュースを英語で1文に
(例) Japan plans to increase childcare support.
(4) 1行意見ライティング
話題に対して自分の意見を1文で
(例) Remote work should continue after the pandemic.
(5) 1行シャドーライティング
好きな英文を1文だけ写して、1箇所だけ自分流に言い換える
(例)原文(引用)=> 自分流アレンジ
I like to start my day with a cup of coffee.
=> I like to start my day with a quick walk.
続けるコツ:完璧を目指さない
まず、大事なのは「毎日書くこと」。文法や表現が間違っていても、まずは書く習慣をつけることが重要です。
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1行ライティングでは、文章フローや、トーン、また表現力を気にする必要はありません。1行作文のあと、簡単にAIで文法チェックして文法ミスをつぶしておくこともできますし、週末に書き溜めたものを英語便の添削に提出することも有効です。 しかし、まずは書くことを継続することが最も重要です。 |
「書く習慣」がもたらす3つの変化
1. 語彙が“使える言葉”になる
使った単語は記憶に残る。1文でも「使う」ことが最大の復習。
2. 英語で“考える力”が育つ
1行意見を書くうちに、自然と「理由」「立場」を考える癖がつく。
3. “英語に向き合う時間”が増える
たとえ1分でも、毎日英語を書くと「英語が日常」に変わる。
1日たった1行でも、「続けた人」が”書ける人”になります。
明日の朝、コーヒーを飲みながら——
ぜひ1行、書いてみてください。
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チャレンジフレーズは、特定の単語やフレーズを使ってセンテンスを作成するための練習ツールです。作成した英文をネイティブ講師に添削してもらうことも可能です。
(チャレンジフレーズ表示例)
講師はプロ作家やジャーナリスト。文法の正確さだけではなくすぐれた表現を指導します。