“Marry” or “Get married to”? – 間違いやすい英単語の用法

英文法・語法

 Marryは簡単に見えて用法が大変難しい単語です。当記事では、marryの文法と意味についてサンプルセンテンスを使って順に説明させていただきます。

まずはじめに、クイズをやってみてください。以下の中で「私は彼女と結婚します」という意味になる正しい文はどれでしょうか?

(A) I will marry to her.
(B) I will marry her.
(C) I will marry with her.
(D) I will get married her.
(E) I will get married to her.

答えは以下のとおりです。

正しい文 – (B)(E)
誤り文 – (A)(C)(D)

 確信を持って100%正しく答えられた方は、当記事の前半は飛ばし読みしてください。間違いがあったり、ヤマ感で当たってしまったという方は全体をじっくり読んでみてください。

Marry SOMEONE誰かと 結婚する

 単純に「誰かと結婚する」という場合は、以下のようにmarry SOMEONEという表記を使います。

I will marry her.
彼女と結婚します。
I married him.
彼と結婚しました。

 marry SOMEONE の表記では、前置詞to, withどちらも不要です。

 以下のような相手を指定しない表記も可能です。

We will marry next year.
私たちは来年結婚します。

Get married to SOMEONE誰かと 結婚する

 Marry と get married は どちらも「結婚する」という意味ですが、get married は、marryに比べ「結婚していない状態から結婚する状態へ変化する」というニュアンスを含みます。明確な使い分けがあるわけではないのですが、例えば、ついに独身を卒業する、または結婚することにより生活が変化するというようなコンテキストではget marriedの方が適していると言えます。

I will get married to her.
彼女と結婚します。
I got married to him.
彼と結婚しました。

 Get married のmarriedは形容詞です。SOMEONEの前に必ず前置詞toが必要です。With は使いません。

 以下のような相手を指定しない表記も可能です。

I got married last week.
先週結婚しました。

Marry to・Marry off to – 嫁がせる・結婚させる

 ここが、学習者が混乱しやすいところですが、marry to という表記は「(ある家へ・誰かへ)嫁がせる・結婚させる」という意味になります。従来marryには「結合させる」という意味があり、(例)You’ll need to marry the investors to your plan if you want to get funding for it.「資金を得たいのであれば、投資家をあなたのアイデアに合意させる必要がある。」のように「結婚」以外のコンテキストで頻繁に使われています。つまり結婚においては「誰か、または別の家族へ結合させる」=「嫁がせる」という意味になるわけです。

Ann’s father will marry her to Paul.
Annのお父さんは彼女をPaulへ嫁がせたいと思っている。

 しかし実際には以下のように句動詞、marry off 「嫁がせる」を使う表現がより一般的です。

Ann’s father will marry her off to Paul.
Annのお父さんは彼女をPaulへ嫁がせたいと思っている。

 また、「~へ嫁ぐ」という意味の句動詞 marry into ~を使った表現も同様の場面でよく使われます。この場合、「嫁がせる」ではなく、「嫁ぐ」の意味になるため、以下のような語順になります。

My parents want me to marry into a wealthy family.
両親は私に裕福な家へ嫁いでもらいたいと思っている。

Be married – 結婚している

最後に be married を説明します。Be marriedは「結婚している」というステータスを表します。

I am married.
私は結婚しています。

I was married to an American.  
私はアメリカ人と結婚していました。(今はそのアメリカ人とは結婚していない。)

I’ve been married for 2 years. 結婚して2年になります。

 以上、marryの用法を説明しました。頻繁に使う単語ではないと思いますが、使うときに当記事を思い出して再確認するようにしてください。 Good luck!