Affect vs Effect – 混乱しやすい動詞・名詞用法

英文法・語法

英語便(https://www.eigobin.com/)編集部 / (例文) Andrew Clark / Kit Brooks

affectは動詞、effectは名詞?

 単語のaffectとeffectは、綴りも意味も類似しています。どちらも名詞と動詞の両方の用法があり、学習者にとって混乱しやすい英単語となっています。
affectは「~に影響を及ぼす」という意味の動詞、effectは「効果」という意味の名詞 と学校で習った方も多いと思いますが、この考え方はある意味正しいです。実はaffect, effect両方が、名詞・動詞それぞれの形をとりますが、世の中の大半の文章において、affectは動詞、effectは名詞として使われています。

動詞用法のaffectとeffect

  effectを名詞として頻繁に使っていても、動詞のeffectは見慣れていない方も多いと思います。英語便の添削においてもeffectが動詞用法で使われるとメンバーから必ずと言っていいほど質問が挙がってきます。以下、動詞のaffectとeffectの使い分けを説明します。 

基本的に、動詞のaffectとeffectは意味が異なります。動詞のaffectは「~に影響を及ぼす」、effectは「目的・計画などを果たす,遂げる」という意味になります。
※ 動詞のaffectは他にも「感動させる」「病気が冒す」など広い意味を持ちますが、ここではeffectと混乱しやすい意味のみを説明しています。

例文で確認してみましょう。

以下の(     )には、動詞のaffect, effect のどちらを入れるのが適切でしょうか?
(A)The typhoon moving towards us will (     ) our plans for a picnic.

「台風」と「ピクニック計画」の関連を考えてみてください。「台風がピクニックに影響を及ぼす」 => affectが適切であることがわかると思います。

The typhoon moving towards us will affect our plans for a picnic.
向かってくる台風はピクニックの計画に影響を及ぼすでしょう。

では、以下の文はどうでしょうか?
(B) The new government policy on immigration (     ) some good changes in the country.

 「新しい政府の移民政策」と「良い変化」の関係を考えると、「目的・計画などを果たす,遂げる」の意味を持つeffectが当てはまることがわかります。(※ affectを使うと、「良い変化に影響を与える」と日本語でもぎこちなくなってしまいますね。)

The new government policy on immigration effected some good changes in the country.
新しい政府の移民政策は、国に良い変化をもたらした。

もう1つ見てみましょう。
(C) The government policy (     ) the economy to the extent that led to high inflation.

 一見、affect, effect どちらも当てはまりそうですが、「政府の政策」と、「経済」の関係を考えると、affect 「影響を及ぼす」が適切であることがわかります。

The government policy affected the economy to the extent that led to high inflation.
政府の政策は、高インフレを引き起こすということにおいて経済に影響を及ぼした。

 同じような意味の文章でも、以下のように「政府」と「新しい経済政策」で結ぶときは「目的を果たす・遂げる」という意味のeffectがあてはまります。

The government effected a new economic policy that led to high inflation.
政府は 高インフレを引き起こす新しい経済政策をやり遂げた。

 もちろん、上記以外でaffect, effect両方が当てはまるケースもあると思いますが、「選んだ語により文の意味が異なる」ということを抑えておいてください。

名詞用法のaffectとeffect

  次は、名詞用法を見てみましょう。

基本的に、名詞のaffectは「情動」という意味の心理学用語、名詞のeffectには「効果、影響、効き目、効能」といった意味があり、政治、薬学、音楽など幅広い場面で使われます。

 名詞のeffectにはその他、「私物、所有物」という意味があります。「私物、所有物」という意味のときは、通常effectsと複数形になります。

 After Paul was sent to prison for crimes against human rights, his personal effects were placed in a bag and then sealed until his release date.
ポールが人権問題で刑務所に送られた後、釈放される日まで彼の私物はバッグに入れて封印されます。

 「私物、所有物」という意味のeffectsは日常会話ではあまり聞きませんが、上記の例文のような公文書や運送業者の記載でよく見られます。運送業者のラベルでも、”personal effects” =「身の回り品」と記載しているものがよく見かけられます。

 心理学用語の名詞affect「情動」は学術的な文書では”The patients showed affects.”のように使われますが。専門分野以外ではあまり見ることがないと思います。当記事では詳細説明を割愛させていただきますが、興味のある方は辞書でチェックしてみてください。

分からないときは基本ルールで

  affectとeffectの使い分けは、実はネイティブスピーカーにとっても難しいといわれています。英語便の出版作業でも、校正の段階で例文のeffectとaffectを入れ替えるということが時々あります。この記事の説明がわからなくても悩む必要は全くありません。
今後、書きたい文章においてaffectとeffectで悩んだ場合は、affectは動詞、effectは名詞で使っておくことがおすすめです。冒頭で説明したとおり、世の中の大半の文章がこの形で使われているためです。

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