Run-Onセンテンスの修正方法 – 文章スタイル向上のヒント

英文法・語法

Run-Onセンテンスとは?

 Run-Onセンテンスとは、2つ以上の文が不適切に接続されている文を指します。実は、上級者でもRun-Onセンテンスを書いている傾向が添削で見られます。当記事では、Run-Onセンテンスのルールといくつかの修正方法について説明します。

 以下の(1),(2),(3)の中ではどれがRun-Onセンテンスでしょうか?

(1) I went to the park there were some dogs running around.
(2) I went to the park, there were some dogs running around.
(3) I went to the park and there were some dogs running around.

 実は上記3つはすべてRun-Onセンテンスです。S+V, S+V+O のような2つの文を「(1) そのまま列記する」「(2) カンマでつなげる」「(3) 接続詞のみでつなげる」ものはすべてRun-Onセンテンスとみなされます。 では正しいセンテンスへの修正方法を見ていきましょう。

修正方法1 – センテンスを分ける

I went to the park. There were some dogs running around.

 上記のように、ピリオド(.)を使って文を2つに分ける方法はもっとも簡単な修正です。

修正方法2 – カンマと接続詞を使う

I went to the park, and there were some dogs running around.

 Run-Onセンテンス (3) I went to the park and there were some dogs running around. との違いは、and(接続詞)の前にカンマがあるという点です。カンマを使い、適切な接続詞(and, or, but, so, yet など)でつなぐことで、正しい文になります。また、このつなぎ方には、接続数の制限がありません。例えば以下のような文も文法的にはOKです。(ただし、少々読みづらいので現実には適切に文を分けた方がよいでしょう)

=> I went to the park, and there were some dogs running around, so I ran with them, and we had a great time. 

修正方法3 – セミコロンを使う

I went to the park; there were some dogs running around.

 セミコロンには2つの文を1つにつなげる役割があります。

 上記の文の接続では、セミコロンの代わりにコロン(:)を使うこともできます。
=> I went to the park: there were some dogs running around.
 ただしセミコロン(;)が、文をつなぐことを目的としているのに対して、コロン(:)は、前文に続く説明を加えるという意味合いになります。このためコロンは通常、説明を加えるとき、またアイデアを羅列するときになどに多く使われます。文脈によってはコロンが適さないケースもあるので注意が必要です。

修正方法4 – ダッシュ(dash) を使う

I went to the park―There were some dogs running around.

 ダッシュ(―)には、情報を付け加えるという意味があります。2つの文をダッシュでつなげる場合は、後続文の頭は大文字にします。

ダッシュ(―)とハイフン(-) は似ていますが異なる記号です。(見た目にもダッシュの方が長いですね)日本語キーボードでダッシュを打つときは、「だっしゅ」と入力して変換している方が多いようですが、わからないときはご利用PCやOSの説明書を確認してみてください。

例外ルール

 以上、Run-Onセンテンスの修正方法についてご説明しましたが、実は例外用法があります。

 以下のようなペアとなる動作を並べる場合は、通常カンマや接続詞なしで使われます。

– I don’t know and I don’t care.
– We laughed and we cried.
– She stopped and she looked.

 クリエイティブライティング(小説など)では以下のような文がよく見られます。 続く動作や時系列事象をカンマで並べることで効果的に伝えるためです。

– He glanced upward, he was blinded.
– Her mind went blank, her body went limp.
– They marched every day, they marched forever.
– They forgot, it mattered not.

 「英文ライティング」の観点からは、上記の例外はルールに反しているといえますし、実際文法チェッカーではエラーになります。しかし、ルールを抑えたうえで効果を意識しながらケースバイケースで文が使われているということを理解しておいてください。

 Run-Onセンテンスの修正には、上記のほか、「副詞句を入れる」という方法がありますが、汎用的ではないのでこちらは別の記事で後日ご紹介させていただきます。