当記事は、句動詞のmove onの使い方を説明させていただきます。Move onには「先へ進む」という意味のほか、「話を変える」「気持ちを切り替える」などの幅広い意味があります。以下、例文を使って説明させていただきます。
Move onの意味1 : 先へ進む
「先へ進む」という意味のmove onは、ビジネス、学校、日常会話などで頻繁に使われています。
以下は、ミーティングや学校などで、資料の次のページを参照してもらいたいときに使われる言い方です。
Move on to the next page.
次のページを参照してください。(次のページへ進んでください)
学校の教室では先生が以下のように言うかもしれません。
Are we all done? Let’s move on.
みんな終わりましたか? 次へ進みましょう。
Move onの意味2 : (新しい話題に)移る
Move onには、「(新しい話題に)移る」という意味もあります。例文を見てみましょう。
Let’s move on to the next topic.
次の話題に移りましょう。
以下は、「誰も話に興味がない」と気づいて話題を変える会話例です。
Has anyone been watching Season 13 of Spooks? No? Ok… moving on.
誰かSpooksのシーズン13を見た? 見てない? じゃあ別の話をしようか。
※ 深刻な話で空気が重くなったような場面などでも「話題を変えましょう」という意味でmove onが便利に使えます。
Move onの意味3 : 気持ちを切り替える、ふんぎりをつける
Move onには「気持ちを切り替えて次のステップに進む」という意味もあります。大切な人を亡くしたときや、別れを経験した人に言葉をかけるときなどによく使われます。
He was eventually able to move on to a happier place after his mother passed away.
母親が亡くなって以来、彼はついに気持ちを切り替えて幸せの方向へ歩き出すことができた。
A: Sorry to hear about you and your boyfriend.
B: Thanks, I’m ok. I’m just trying to put it behind me and move on.
A: 彼氏のこと、残念でしたね。
B: ありがとう。大丈夫です。もう忘れて前に進もうとしています。
当記事でご紹介したように、move onは 間接的に相手を励ましたり、話題を変えたりすることができる便利な表現です。また、ほかにも「昇進する、口説く、立ち去る、立ち退かせる」といった幅広い意味があります。ぜひいろいろ使ってみてください。